RWC2019

「ラグビーロス」になる間もなく開幕へ!11月10日からトップリーグの一般販売開始。日本&各国代表選手の所属チームは?

2019.11.7 18:57

日本代表がベスト8に進出し、44日間にわたり大いに盛り上がりを見せたラグビーワールドカップ。「ワールドカップロス」「ラグビーロス」を感じているファンも多いかもしれない。

ただ日本代表の新たな歴史を築いた31名中29名がトップリーグに、そして2名はトップチャレンジリーグのチームに所属している。またワールドカップで活躍した世界的選手も数多くトップリーグでプレーしており、来年1月からその勇姿を再び見られる。

2003年度から始まった日本最高峰のトップリーグは、今シーズンはワールドカップが開催されため、変則的に1月から始まり5月まで、30会場にて120試合が行われる。ただ今シーズンはプレーオフが開催されず、全16チームが総当たりで戦い、年間王者を決める。

トップリーグの16チームのHPはこちら→
https://www.top-league.jp/2019/11/06/16teams-website/

開幕を前に1~10節のトップリーグのチケットは11月10日から販売が始まるため、いい席で見たい、必ず見たいと思っている人は早めチケットを確保した方がいいだろう。また11月から12月にかけては練習試合(しかも無料!)も多数組まれており、早くプレーが見たい人は各チームのHPを確認してみよう。ファンクラブのあるチームも多い。

トップリーグのチケット案内はこちら→
https://www.top-league.jp/ticket/

日本代表選手の中には、すでにチームに合流している選手もいるが、おおむね12月から練習に参加するケースが多いようだ。

優勝候補筆頭は、昨年度、2003年度以来の2度目の優勝を果たした神戸製鋼コベルコスティーラーズだ。今年のカップ戦も制した。神戸製鋼にはオフロードパスが得意なCTBラファエレ ティモシー、左足のキックが得意なFB山中亮平、ムードメーカーのPR中島イシレリ、ルーキーのWTBアタアタ・モエアキオラの4人の日本代表選手が所属する。

神戸製鋼には元ニュージーランド代表のSOダン・カーターら世界的な外国人選手も多く、オールブラックスLOブロディー・レタリックも今シーズンから加入することが決まっており、優勝に絡んでくることは間違いない。

日本代表31名のうち最多となる6人が所属するのがパナソニック ワイルドナイツだ。ドレッドヘアーのHO堀江翔太、流行語大賞にもノミネートされた「笑わない男」PR稲垣啓太、スピードスターWTB福岡堅樹、PRヴァル アサエリ愛、HO坂手淳史、SO/CTB松田力也がいる。

他にも南アフリカ代表で、かつて近鉄でプレーしたこともあるCTBダミアン・デアリエンディやニュージーランド代表のLOサム・ホワイトロックも新加入し、オーストラリア代表FLデービッド・ポーコックも復帰する。総合力は高く、2015年度以来の優勝を目指す。もしかしたら、WTB福岡は東京五輪挑戦を表明しており、7人制ラグビーに専念した場合はあまり見られない可能性もある。

5度の優勝を誇るサントリーサンゴリアスにも5人の日本代表選手が所属する。5トライを挙げた「フェラーリ」の異名を取るWTB松島幸太朗、リーダーのひとりSH流大、タックルが得意なCTB中村亮土、ベテランFLツイ ヘンドリック、「北出丼」で有名になったHO北出卓也がおり、王座奪還を狙う。さらにオーストラリア代表で突破を繰り返したCTBのサム・ケレヴィも新たにプレーする。

昨年のカップ戦を制したトヨタ自動車ヴェルブリッツには、ワールドカップで突破力を武器に活躍したNo.8姫野和樹、PR木津悠輔、SH茂野海人の3人が所属する。オールブラックスのキャプテンを務めたNo.8キアラン・リードと、優勝した南アフリカ代表のFBウィリー・ルルーが加入し、戦力は大幅アップし、トップリーグ初優勝を狙う。

日本代表キャプテンFLリーチ マイケル、ウォーターボーイを務めたFL徳永祥尭の2人がいる東芝ブレイブルーパスには、ニュージーランド代表FLマット・トッドが入る。

No.8アマナキ・レレィ・マフィがプレーするNTTコミュニケーションズシャイニングアークスには南アフリカ代表HOマルコム・マークスとオーストラリア代表SOクリスチャン・リアリーファノが今シーズンから加わる。

FLピーター・ラブスカフニがいるクボタスピアーズには、ワールドカップ決勝の最優秀選手、南アフリカ代表のNo.8ドウェイン・フェルミューレンもプレーしており、またオールブラックスのCTBライアン・クロッティ、オーストラリア代表SOバーナード・フォーリーも新たにプレーする。

キヤノンイーグルスにはもともと日本代表司令塔SO田村優が所属していたが、今シーズンからベテランSH田中史朗がパナソニックから移籍、さらに南アフリカ代表CTBジェシー・クリエルも加わった。

ホンダヒートにはPR具智元、WTBレメキ ロマノ ラヴァの日本代表2人がいるが、WTBレメキも福岡同様に、7人制ラグビーに専念するとあまりトップリーグで見られないかもしれない。Hondaにはワールドカップで優勝した南アフリカ代表LOのRG・スナイマンもいる。

NECグリーンロケッツにはワールドカップで戦った日本代表選手は現在いないが、サモア代表のキャプテンとして日本代表と戦ったNo.8ジャック・ラムが加入した。

ヤマハ発動機にはトンガ出身のLOヘル ウヴェ、そして前回大会で活躍した元日本代表FB五郎丸歩、そして南アフリカ代表のFLクワッガ・スミスもいる。

他にはLOヴィンピー・ファンデルヴァルトはNTTドコモレッドハリケーンズ、LOジェームス・ムーアは宗像サニックスでプレーする。

また日本代表LOトンプソン ルーク、オーストラリア代表SHウィル・ゲニアが所属する近鉄ライナーズ、FBウィリアム・トゥポウがプレーするコカ・コーラレッドスパークスは2部のトップチャレンジリーグで戦っているため、11月17日から公式戦が行われる。特にトンプソンは、今シーズン限りの引退を決めているため、来年1月の試合が日本で最後となる。

1月12日(日)のトップリーグの開幕戦では、サントリー対東芝、神戸製鋼対キヤノン、パナソニック対クボタの好カードが組まれており、いきなり日本代表選手同士の激突が見られるはずだ。

この記事を書いたひと

斉藤 健仁KENJI SAITO

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365 」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。